第1章 / 全8章
マインドセット
売る前に、人として向き合う
はじめまして。これからあなたの隣で、ライブコマースの旅をご一緒します。
まず最初にお伝えしたいことが一つだけあります。それは 「ライブコマーサーは販売員ではない」 ということです。あなたの仕事は、商品を押し付けることではありません。視聴者の生活が、ほんの少しでも豊かになる「きっかけ」をつくることです。
1. 視聴者は「商品」より「あなた」を見ている
Amazon でも楽天でも商品は買えます。それでもあなたの配信を観るのは、あなたの言葉、表情、人柄 に触れたいから。まずこの事実を受け入れてください。
「自分なんて」と思う必要はありません。視聴者は完璧な人を求めていません。等身大で、誠実なあなたを求めています。
2. 売り手ではなく、伝え手であれ
商品を本気で使い込み、本気で良いと思ったものだけを紹介してください。一度でも「これ、自分は使わないけど…」という商品を勧めた瞬間、視聴者はあなたから離れていきます。
伝え手の言葉
- 「私はこれをこう使っています」
- 「正直、最初は半信半疑でした」
- 「合わない人もいると思います」
売り手の言葉
- 「絶対買ったほうがいい」
- 「みんな大絶賛です」
- 「迷ってる時間がもったいない」
3. 失敗を恐れない
噛みます。在庫が切れます。沈黙が訪れます。クレームのコメントも来ます。全部、当たり前に起こります。
大切なのは、失敗した瞬間ではなく、その後の30秒です。笑って認める。素直に謝る。そして、また話し続ける。それができる人を、視聴者は応援してくれます。
完璧な配信より、人間味のある配信のほうが、視聴者の心に残ります。
4. 数字に振り回されない
視聴者数、いいね、売上 — 全部、後からついてきます。数字を追うと、必ず無理な売り込みに走ります。視聴者は敏感です。「この人、ノルマで焦ってるな」と一瞬で見抜きます。
あなたが追うべき指標は一つだけ。「今日の配信を観てくれた人が、明日また観たいと思ってくれたか」。それだけです。
5. 配信は「贈り物」だと思え
視聴者は、忙しい1日の中で、わざわざあなたに時間を割いてくれています。その時間に、あなたは何を返せるか。商品の紹介ではなく、価値ある時間そのもの を贈ってください。
笑顔、知識、共感、ちょっとした笑い。商品はそのあとに、ついでに添えるくらいの気持ちでいい。それくらいのほうが、不思議とよく売れます。